下剤(便秘薬)の種類、特徴、注意点の解説

下剤(便秘薬)の種類、特徴、注意点



分類
下剤(便秘薬)は大きく刺激性下剤と機械性下剤に分けられます。刺激性下剤とは、薬で腸を刺激し排便を促すタイプの薬です。機械性下剤とは、便の量を増やしたり、柔らかくしたり、便に作用し排便を促すタイプの薬です。
便秘薬

刺激性下剤
小腸刺激性下剤・・・小腸に刺激を与え排便を促す下剤です。
 
大腸刺激性下剤・・・大腸に刺激を与え排便を促す下剤です。

市販の便秘薬は、ほとんどが刺激性下剤に分類されます。

機械的下剤
塩類下剤・・・大腸から便の水分が吸収されるのをおさえ、便を柔らかくする下剤です。

湿潤性下剤・・・便に水分を吸収させ柔らかくする下剤です。

膨張性下剤・・・便に水分を吸収させ柔らかくすると同時に、腸の内容物を膨張させ便の量を増やす下剤です。

糖類下剤・・・腸内の水分量を増やすことで便を柔らかくする下剤です。

その他
浣腸、座薬・・・浣腸は肛門から50%のグリセリン液を入れ、直接直腸を刺激することで排便を促します。座薬は炭酸ガスを発生させることで直腸を刺激し、排便を促すものなどが市販されています。

便秘薬・浣腸の注意点
便秘薬を使うときは、必ず少量から飲み始め、それで効かなかった場合に少しずつ飲む量を増やすようにします。また、自分の状態に合った下剤を選ぶことが大切です。痙攣性便秘や器質性便秘(病気が原因の便秘)の人が下剤を常用すると、病気を悪化させてしまうことがあります。分からない時は医師や薬剤師などに相談して下さい。 妊婦の方が便秘薬を飲む場合は、必ず医師の指示に従って下さい。また、妊婦の方が浣腸をすると早流産の危険性があるので注意が必要です。

便秘薬も浣腸も効果はありますが、使い続けると慣れが生じ(機械的下剤の方が慣れが生じにくく、副作用も少ない)、依存状態になります。頑固な便秘には薬の助けも必要ですが、生活習慣を改善し下剤に頼らない排便を取り戻すことが大切です。



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